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2025.11.20 社員インタビュー

安心と質の提供——オンコール代行サービス「ON CALL」ディレクター教育の舞台裏

夜の一本の電話を、在宅医療の安心へつなぐ。ディレクターは、患者さん→コールセンター→ディレクターの一連の流れの中で往診を受けて、医師とともにご自宅へ向かう。二次救急の救急部で院内救命士を務めたのち、オンコール代行サービス「ON CALL」へ。現在は往診ディレクターのリーダーとして現場を動かし、「すべての人にあたたかい最期を」を日々の手順に落とし込んでいる市川祐太郎さんに、現場づくりと育成について伺いました。

市川:

二次救急病院の救急部で院内救命士として急性期医療に従事していました。現場では「入院ではなく家で過ごしたい」という声に日々向き合う一方、夜間・休日の在宅対応には限界があり、結果的に救急搬送となる場面も少なくありませんでした。そうしたギャップを埋めたいという思いから、在宅でも確かな判断と迅速な動きで安心を届けられる場を探し、オンコール代行サービスを提供する「on call」の仕組みに共感して入社を決意。現在は「往診ディレクター」として医師と共に往診対応を行い、救急で培った力を在宅医療の現場で生かしています。

市川:

医師と共に患者さんのご自宅を訪問するのが「往診ディレクター」です。夜間・休日の往診依頼に対し、到着動線の調整、情報整理、記録、現場の安全管理まで一貫してコントロールします。新人育成やマニュアルのアップデートも担い、誰が往診対応しても同じ質を再現できる体制づくりを進めています。現場の“動きやすさ”をつくることが自分の使命だと考えています。

市川:

夜間に「呼吸が苦しい」との依頼を受けました。救急的にはすぐに救急搬送を考えがちですが、ご本人は「家で過ごしたい」という強い意思を持っていました。症状を整理し医師と連携して救急搬送はせず、結果的にご自宅で落ち着いて過ごすことが出来ていました。この出来事がきっかけで、“本人の意思を判断にどう取り入れるか”を教育の中で具体的に伝えるようになりました。

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「”家で過ごしたい”という思いに寄り添い、必要な医療へ接続したい」と語る市川

市川:

①約束を守る ②判断基準をそろえる、の2点です。カルテの方針(治療範囲・搬送可否・ACP/DNAR)を必ず確認し、未整備ならご本人・ご家族の意思を丁寧に確認。そのうえで「今できること/難しいこと」を明確化します。「すべての人に温かい最期を」というon callのミッションを実現するために、ディレクターは“設計者”であるべきだと思っています。患者さんの希望を踏まえて「どう動くか」を定め、現場に伝える。その過程で迷いが出ないよう、判断基準やフレーズを仕組みに落とし込むのが役割だと考えています。

市川:

医師記録だけでは拾いにくい、ご本人・ご家族の表情や不安、求めていることをディレクター記録で補完します。現場にいないスタッフや関係者が状況を理解できるように記録する——これが翌日の診療や判断の土台になります。

市川:

“講義だけにしない”こと。実案件のロールプレイ、対応録音の振り返り、実画面の操作デモを組み合わせ、現場で再現できる言葉と動きを身につけます。患者役も体験してもらい、不適切な応答が感情に与える影響を体感。トーン、復唱、言い切り表現など、顔が見えないコミュニケーションの基本を徹底します。安心は特別な技能ではなく、積み重ねで誰でも再現できる——これを形にします。

市川:

合流から現場到着までに医師と必ずコミュニケーションを取り、役割と動線を共有。現場ではアクションごとにチャットでコールセンターへ進捗連絡し、情報確認と手配を分担して、待ち時間なしで進めます。救急搬送が必要な場面でも、落ち着いた情報提供が現場を支えます。

市川:

オンコール代行サービスでは、速さも質の一部です。住所共有やカルテ連携を即時化し、医師の診療を最短で立ち上げる。評価は相互フィードバックで運用し、再現性を損なう要因は教育とシフト設計で調整。目標数値を運用と紐づけ、感覚の「安心」を支える数値も磨いています。

市川:

救急・急性期で経験を積んだ救命士や看護師が中心で、訪問診療・訪問看護の出身も在籍。医療資格を持つ強みを活かし、どんな時にも専門用語を嚙み砕いてご家族に説明できる点は在宅医療の安心に直結します。

市川:

エリア拡大に合わせ、教育体制をより構造化し“自立したディレクター”を継続的に輩出します。設計者として、誤った指示やクレームの芽を現場で断ち、患者さんの意思に沿った医療を提供し続けます。

市川:

救急は命を最優先に積極的処置を重ねますが、オンコール代行サービスの在宅医療では、本人と家族の意思と尊厳を軸に判断が変わります。言葉ひとつ、説明ひとつがその方の“最後の生き方”を左右します。だからこそ、迷わせず、方針に沿って、安心を届ける設計が必要だと思っています。

市川:

「家で過ごしたい」を支えるには、24時間365日の体制を一院だけで抱えるのは難しいとよくお聞きします。だから私たちオンコール代行サービス「ONCALL」が存在する意味があります。。一本の電話から方針確認、医師の電話再診、往診手配、翌朝への引き継ぎまでを標準化し、医療機関の現場の負担を軽くする——「ON CALLがあるから在宅量を安心して提供できる」といわれる状態を全国に。設計と教育で、その当たり前を一緒につくっていきます。

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